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プロジェクト

eat紡ぎ vol.4『おせち 一代さんの黒豆』

eat紡ぎ vol.4『おせち 一代さんの黒豆』 ● 今回の先生 児玉 一代さん 生まれも育ちも...

24
December
2021
投稿者:事務局

eat紡ぎ vol.4『おせち 一代さんの黒豆』

● 今回の先生 児玉 一代さん

生まれも育ちも藤原町

学校給食の仕事をしたのち、藤原作業所(現・オレンジ工房)に勤める。

今は季節の料理作りを楽しむ日々

好物/ 採れたての野菜を使った旬の料理

● テキスト・イラスト 川瀬 知代

個展など発表の他、アパレルや書籍などにて絵を描く

「粒粒」の名で食にまつわる活動を行う

2020年末に故郷いなべに拠点を移す


突然ですが、皆さんおせちは作りますか?

師走。また年末年始がやってきますね。

おせち。我が家は毎年決まったものを、紅白歌合戦を横目で見ながら母と分担して作るというのが恒例です。

そもそも「おせち」って? と、おせちの起源を調べたところ神様に収穫の感謝やお祈りのお供え物をする「節供」という風習が始まったのが弥生時代。

正月の節句として一般的に今のようなスタイルになったのは江戸時代だそうです。お料理全てに意味があるとさ

れています。

いくつか簡単にご紹介しますと……

<一の重> 口取り・祝い肴

  • 黒豆:マメに健康で丈夫にいられるように
  • 紅白かまぼこ:日の出を象徴。めでたさ
  • 昆布巻き:「よろこぶ」の語呂合わせ 健康長寿
  • 田づくり:五穀豊穣
  • 栗きんとん:黄色が金運上昇
  • 数の子:子孫繁栄

<二の重> 海の幸

  • ぶり:出世魚なので出世祈願
  • 海老:海老のように腰が曲がるまで長寿祈願
  • 紅白なます:生の魚と人参と大根を酢で和えていたので「生酢」→「なます」お祝いの水引を表現・平和祈願

<三の重> 山の幸

  • 蓮根:将来の見通し・子孫繁栄
  • 里芋:子孫繁栄・家庭円満
  • 牛蒡:真っ直ぐ根を張る・長寿祈願

たくさんの祈りや感謝が込められた宝箱のようですね。

でも決してこれら通り全て作り揃えなくてはならないということはなく、最近は洋食や中華のおせちもあったり、「正月にみんなで美味しく食べるもの」として、 アレンジされ多様にフリースタイル化しているように思います。

代々受け継がれる「我家のおせち」があるご家庭もあるでしょうし、レシピを色々と試してコレぞ! が年々揃い 「我家のおせち」が完成していくのかもしれません。

千差万別。ご家庭によって違うものなのだと思います。だとしたら、他の家のおせちってどんなだろう?

他の家のおせちを教わりたく藤原町にお住まいの「児玉一代さん」に「一代さんのおせち」を教えていただきました。

お料理上手でなんでもこまめにお作りになる一代さん。

「何にも変わったこともしてないし、そんなにもう色々と作ってない」とおっしゃっていましたが黒豆・きんとん・たつくり・煮なます・酢漬け・煮しめ・だし巻き卵。毎年こんな豊富に作られるそうです。

その中でも「黒豆」。これで作れば間違いない! と太鼓判を押される作り方を教えて下さいました。

厚手の鍋に材料を入れ沸騰したら火を止め、洗った黒豆を入れて一晩置きます。

一晩置いたら、ストーブがある方は点火したストーブの上に置いとくだけ! 

ストーブで炊かない方はコンロにて弱火でコトコト。もし水分が減ってきたら差し水をして、常に豆が顔を出さないよう保って下さい。

豆がお好みの固さになったら出来上がり。

錆びた釘を入れなくても黒くツヤツヤなお豆になります。放っておけば出来上がるなんて簡単!

「柚の中に黒豆入れたらええ感じなるわね」と盛り付けのコツも!

確かに汁気があるものは盛り付けに困るし、小ぶりの柚をくり抜いて器にすれば、黄色と黒のコントラストが素敵で一層華やかになりますね。

一代さんは、自身がまた作る時にわかるように、人からどうやって作るのか聞かれても答えられるようにと、あらゆるお料理をレシピ帳にまとめておられます。

「なんでもレシピ通り計ってその通りに作れば違う人が作っても作れるし失敗が無いからね」と。ほんとその通りです。

でもレシピ起こしって容易いことではないですよ。 「これも簡単やで作ってみて」と惜しみなく教えて下さる一代さん。

教えて下さるその姿勢と笑顔がすごく優しくて温かくて、泣。

こういう歳の重ね方をしたい。と人生の先輩である 一代さんに憧れますし、こういう方の存在は、いなべの財産だなと思うのです。

皆さん、今年は一代さんレシピの「黒豆」を作ってみてはいかがでしょう〜。


【 募 集 】

『eat紡ぎ』では、いなべで暮らす皆さまの、ご家庭に受け継がれている味・お料理などを教えてくださる方を常時募集しています。

(例)ご飯のお供(おかず、お漬物、汁物)、甘味(和菓子、洋菓子)、調味料(お味噌、醤油)、お節の一品、生産者さんだからこそ知る美味しい野菜の食べ方…など

■ 応募先

① メール info@inabe-gci.jp 

② 郵送または持ち込み(持ち込みの場合の受付時間:平日9:00-17:00)

〒511-0428 いなべ市北勢町阿下喜31番地 いなべ市役所 2階 グリーンクリエイティブいなべ事務局

■ お問い合わせ

(一社)グリーンクリエイティブいなべ TEL:0594-72-7705