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Inabeな人々|イチゴ農園 ちりあファーム

「今すぐ頬張りたい!」そんな子ども心が抑えられなくなってしまうほどに大きく艶やかなイチゴ。 甘酸...

24
January
2020
投稿者:事務局

「今すぐ頬張りたい!」そんな子ども心が抑えられなくなってしまうほどに大きく艶やかなイチゴ。

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甘酸っぱい香りがフワっと広がる、なんともいえない魅惑の空間。

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1年を通じてイチゴが初めて実を付ける今の時期、最も粒が大きく食べ応えのある美味しさだと、

北勢町阿下喜でイチゴ農園を営む齋藤和則さんは話す。

冬の寒いこの時期でも、ビニールハウス内は約23〜25度と、イチゴの栽培に適した気温に保たれているため、

入った瞬間、初夏のような暖かさで、一瞬不思議な感覚に陥る。

日々変わる天候と向き合いながら、齋藤さんは「人と環境に優しいイチゴづくり」を目指している。

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新潟出身の齋藤さんは、十数年前仕事の関係でいなべ市に移住した。

当時転職を考えていたところ、家族で偶然訪れた滋賀の観光農園の雰囲気に惹かれ、いなべでイチゴの栽培を主とした観光農園を立ち上げようと決意する。

元々イチゴは大好きだったが、農業には無縁の人生だったことから、桑名にあるイチゴ農園で数年修行し独立。

家族の名前の頭文字を取り『ちりあファーム』と命名、2017年12月阿下喜にオープンした。

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こだわったのは、いなべならではの清らかな井戸水の使用とミツバチによる受粉作業だ。

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基本的に植物は虫や鳥、風などによって自然受粉をしているが、ハウスの中で栽培しているイチゴには、自然による受粉交配はほぼ不可能。

その受粉作業を人の代わりに、より自然に近い形で行ってくれるのがミツバチだ。

花から花へと飛び回ることで、受粉交配を行ってくれる。

蜂といえば、人を刺す怖いイメージもあるが、刺激しない限り刺さないので大丈夫。

イチゴ農家にとっては大切なパートナーなのだ。

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ちりあファームでは現在、2種類のイチゴを栽培している。

酸味が少なく実が柔らかい『章姫』と、酸味があって実がしっかりしている『紅ほっぺ』だ。

いちご狩りを楽しみながら、その場で直ぐ食べても良し、直売所で購入してお家でゆっくり食べても良し、どちらも一度はぜひ!食べて欲しい。

子どもも大人も「おいしい!」と思わず口に出してしまうほど、とびきりの笑顔になれる。

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斎藤さんのモットーは、「お客様の笑顔が私の笑顔」。

ここは、齋藤さんの優しい想いがいっぱい詰まった、笑顔が生まれる場所なのだ。


ちりあファーム』のいちご狩りについて

【住所】三重県いなべ市北勢町阿下喜字惣作3480

(東海環状自動車道 大安ICより車で約10分 阿下喜駅より徒歩15分)

【電話予約/問合せ】080-5154-9688

【営業時間】

・直売所:9時30分~16時30分
・苺狩り:

午前の部 10時~10時40分

午後の部 12時~12時40分

14時~14時40分

     ※ 開園10分前までには入園料の会計をお願いします。

【休園日】不定休

【時期】1月初旬~6月初旬まで

【品種】『章姫』と『紅ほっぺ』

【いちご狩りの時間】40分間食べ放題

【服装】脱着きしやすい服装がベスト

(ハウス内は太陽が出ると暖かく、曇りや雨の場合肌寒いため)

【持ち物】大きいバックやリュック系の持ち込みは禁止

(いちご狩りを楽しんでいると、後ろのいちごに当たってしまうことがあるため)

【その他】

・ 練乳は有料、おかわり自由で100円(いちご本来の味を楽しんでもらいたいため)

・ 練乳等のトッピング持ち込みOK

・ ハウス内はバリアフリー、車イスやベビーカーでの入園も可能

 ※ 掲載されている情報は最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

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【Credit】

〈取材撮影ご協力〉

ちりあファーム 代表 齋藤 和則さん

〈撮影〉

ウラタタカヒデ(鈴麓寫眞)

〈インタビュア・テキスト〉

企画部 政策課