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2020.07.02 掲載

パスタ家POPO

投稿者:事務局

「仕事、疲れたなあ...」

 

ちょっと落ち込んだ日は、気晴らしにとびきりおいしいものを食べたい。

そのとき訪れたくなるのが、いなべ市員弁町の「パスタ家POPO」だ。

 

もちもちの生パスタ。材料から手づくりで、時期ごとにさまざまなメニューを楽しめる。今日はどんなひと皿が待っているだろう。

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玉ねぎ、にんじん、キャベツ、季節のハーブ。

どれも自家農園「POPO畑」でとれたてのものだ。

筍も店主自身が掘り出したという。

 

こだわり抜いた逸品なのに、どこか懐かしい。

旬の野菜を大きめに切り、たっぷりと。シンプルにオイルで仕上げたやさしい味。

胃腸の調子を整えるハーブ「ディル」を添えてある。

 

家族が体調を気遣って作ってくれたようだ。

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デザートもハーブティーも自家製。

さっぱりしたジェラートには、ひとつひとつ手作業でむいたはっさくが入っている。

じめじめした初夏にうれしい。

 

 

「まあ、これでも食べて元気出して!」

そんな一言をかけられた気分だ。

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POPOの料理はどれも、体の中からほっとした気持ちになる。

それを手掛けるのは松田淳(じゅん)・まるみ夫妻だ。

淳さんは元プロスノーボーダー。アジアチャンピオンとして世界の頂点を目指し、夫婦でヨーロッパに滞在していた。そのとき訪れたイタリアで、飲食店づくりを意識したそう。

 

イタリアでは、食事や休憩だけではなく、電話を借りるなど、ちょっとした用事があるときもカフェに行く。

「カフェにはコンビニにはない温かさがあった。そんな場所をつくりたいと思った」とまるみさんは話す。

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箱型のイタリア様式の店内。

客の人数は?天候は?どんな目的での来店?

状況に合わせて自由自在にテーブルを動かしたり、照明の位置や明るさを変えたり。

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POPO畑。

オーストリア・チロル地方での滞在で、なんでも手づくりする地域性に影響を受けた。

3食に加えてケーキなどおやつまで自分たちで作る。

チロル風の手づくりをとことん突き詰め、畑で材料から手掛けることに行き着いた。

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ただ、時期によって、野菜がどうしてもPOPO畑だけでは足りなくなる。

そんなとき、客が無農薬の野菜を持ってきてくれる。

 

まるみさんは「それがPOPOのお客さん。お客さんの支えがあって続けられた」と話す。

 

 

店を始めて18年。

子どもたちが小さかったころ、客が三岐鉄道北勢線に乗せて遊びに連れて行ってくれたり、熱が出たときは預かってくれたりした。

コロナ禍にあっても、多くの人たちの支えを実感している。

いつもより多めに注文する人がいた。地元企業からは大量のテイクアウト注文が入った。

 

「店は家。家にきたお客さんはみんな家族」が合言葉。

ここでは誰もが店や松田さん一家に、関わっていくのが当たり前。

そして、客はいつの間にか家族になってしまう。

POPOの料理ともてなしに惹かれて。

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訪れた人と共に、もっと食を楽しめる空間をつくりたい。

2人には新たな店づくりの構想がある。

その場所は「この地域で助けられてきたから、いなべしか考えられない」と淳さんは話す。

 

客がPOPO畑から野菜をとってきて生地に並べピザ窯で焼いたり、

好みの果物をもいでジュースをつくったりする。

肉やソーセージを店のオープン暖炉で客自身が焼く。

自分の好みで材料を集め、調理する。

 

自分の家の畑や台所にいるようにくつろぎながら、

それぞれが食にじっくり向き合えるできる時間を、2人は演出しようとしている。

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みずみずしい野菜がいっぱいのパスタやピザ。

暖炉でジュワっと肉汁があふれだすソーセージ。

もしかして、スコーンに添えるジャムも自分で作れるかも?

食を通しどんな世界が広がるか。想像するだけでワクワクする。

 

POPOと松田さん一家に出会ったたくさんの家族が、実現を待っている。

 

「新しい家で、もっと元気になろう」

パスタ専門店 パスタ家POPO

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【Credit】

〈取材撮影ご協力〉

パスタ家POPO 

〈撮影・取材〉

パスタ家POPO、いなべ市役所 企画部 政策課

〈取材日〉

令和2年5月28日

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